夫の定年退職が近づいてくると、残りの人生の過ごし方を考えて、離婚を希望する方もいらっしゃると思います。
ご自身も仕事をしていて、貯えもあれば、比較的簡単に決断もできるかもしれませんが、専業主婦の方ですとそういうわけにはいきません。
離婚したとして生活していけるのか、考えるポイントをご説明します。
離婚後の生活費として考え得るのは概ね以下の3つです。
- 自分の収入
- 年金
- 離婚時の財産分与
目次
自分の収入
離婚後の生活で、定期収入があることはとても大切です。
未成年のお子さんがいれば、お子さんが社会に出るまで養育費を受け取ることが出来ますが、熟年離婚の場合は、お子さんは成人していることが多いでしょうから、元夫からの生活費の支払いは、ないのが原則です。
65歳を過ぎれば年金の受給がありますが、それまでの間、財産分与で得たお金を切り崩していくだけになるのは非常に不安なものです。自分一人の生活費を賄える額ではなくても、毎月収入を得ることが出来そうか、ご自身の健康状態や職歴からよく考えましょう。
離婚前に実際に収入を得ていた方がなお良いでしょう。
年金
専業主婦の方は、結婚後は国民年金しか支払っていないことになっているため、離婚の際に何もしないと将来受け取れる年金は国民年金だけになります。
夫が厚生年金や共済年金を支払っている場合は、離婚の際に年金分割をすれば、将来受け取れる年金額を増やすことが出来ます。
離婚を検討する際、将来の生活費として、年金分割をした場合、将来受け取れる年金額がどれくらいになるか知りたいですよね。
その場合は、年金事務所で「年金分割のための情報通知書」を取得しましょう。
年金分割をした場合の年金の見込み額を知ることが出来ます。
また、共働きであった方も、婚姻期間中のトータルの収入が、夫の方が多い場合には、年金分割をすれば、将来受給できる年金額が増える可能性がありますので、年金分割のための情報通知書を取得して、受給見込み額を確認してみると良いでしょう。
離婚時の財産分与
離婚時には、婚姻中に夫婦で築いた財産の分与を受けることが出来ます。
もっぱら夫が働き、妻は専業主婦であった場合でも、原則、2分の1の財産を取得することが可能です。
財産は、現金、預金、有価証券、退職金、不動産などがありますが、これらの総額がどれくらいになるのか、把握しましょう。
離婚後の生活費となるのは、主に以上の3つです。
次に、離婚後、ご自身の生活にどれくらいお金がかかるのかよく考えてみましょう。
離婚して、自由になったけれど、お金の心配が常に付きまとうというのは、もう若くはない熟年離婚では相当なストレスになることが予想されます。
ご自身の想定の生活費を①から③で賄えるのか、賄えそうと思ったら、離婚を真剣に検討してもよいかもしれません。
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