動産とは、土地や建物といった不動産を除く、家具家電や自動車など、夫婦生活で使用するものや、絵画や骨とう品といった美術品、宝石類などが挙げられます。また、ペットも、飼い主の感覚では家族の一員ですが、法的には「動産」に分類されます。
そして、離婚に伴う財産分与では、婚姻後に夫婦で購入した動産も対象になります。
動産の評価方法と分与方法について
動産の財産分与で最も問題になるのは、その評価方法と分与方法です。
自動車や美術品、宝石類など高価な価値が見込める動産は、中古販売店や買取業者に査定を依頼し、その市場価値を金銭で評価するケースが多いです。その上で、実際に売却して受け取った金額を2分の1ずつ分けたり、現物を取得する側が相手方に財産分与の相当額を金銭で支払うという方法をとります。
しかし、家具家電などの生活必需品は、年数や使用を重ねれば重ねるほど、そもそも市場価値が見込めない上、対象となる動産の数も多く、その1つ1つについて評価を出すのは煩雑な作業です。そのため、そういう動産については、個々の価値を評価することなく、誰が何をもらうかを協議し、現物で分けることが大半です。現実的には、実際に占有し、使用を継続している側が、離婚後もその所有権を取得し、使用を続けることが多いでしょう。
動産の財産分与で争いになりやすいのは、ペットです。家族の一員として飼っていた以上、互いに愛着も思いれも強い動産ですし、中古品として売却するわけにもいかないからです。厳密には、ペット業者等に相談して市場価格を算出し、現物を取得する側から相手方に財産分与の相当額を金銭で支払うことになりますが、協議の上、どちらが引き続き責任を持って買い続けるかを決められるのがベストですね。
離婚における財産分与のお悩みは
丸の内ソレイユ法律事務所へご相談ください
丸の内ソレイユ法律事務所は2009年創業。
創業以来離婚に関するご相談を多くいただき、現在では年間1000件以上の離婚に関するお問い合わせを頂いております。
離婚における財産分与は、単純なようで複雑であり、弁護士の交渉力次第で結果は大きく変わってきます。
また、当事務所では、単なる法律相談ではなく、「心」と「頭」に満足いただくカウンセリング型相談を実施しております。
ご相談いただいた方々からは
「戦略的なアドバイスで、心強かったです」(50代会社員)
「一筋の光が差してきたような気が致しました。」(50代)
「本当に親身になってくれました」(50代 主婦)
というお声を頂戴しております。(ご相談者様の声はこちら>>)
丸の内ソレイユ法律事務所では、代表弁護士の中里妃沙子をはじめ、弊所に所属する弁護士全員が離婚や男女問題に関する相談に精通しております。
女性のお客様は初回60分無料ですので、離婚をお考えのお客様はお気軽にお問い合わせ下さい。
離婚無料相談実施中
- 離婚の話し合いをするに当たって、直近ですべきことがわかるようになります
- 将来の経済的な生活設計(経済面、子どもの養育面など)を視野に入れた上で、
ご相談者様にとって最適の方法をご提案します。 - ご相談者のお話を丁寧に聞き、「心」の満足を得ていただくことができます