夫婦で医師の場合の財産分与の注意点はありますか?
共有財産を正確に把握しましょう。
夫婦で医師の場合の財産分与も、夫婦双方の名義の財産で結婚後に形成された財(結婚後であっても、相続や贈与で受け取ったものは除く)の合計額を均等にわけるという財産分与の基本に変わりはありません。
ただし、夫婦で医師の場合、共有財産の種類が多岐にわたり、かつ金額が多いという特徴のあるケースが多いようです。
その場合、共有財産を洗い出し、整理するために時間がかかります。また絵画や不動産などの評価額で双方の考えが対立し、鑑定が必要となる場合もあります。さらに、夫婦とも、相手方が財産を隠匿していると疑う場合も多く、その場合には、裁判の途中で、調査嘱託の申立て、文書提出命令の申立てといった手続きを申立てることも少なくありません。財産分与の手続きだけで、1年以上、場合によっては2年程度かかる場合もあります。
夫婦とも医師の場合には、高額所得者の離婚の場合と同様、財産分与の手続きには、長い時間がかかる可能性があることを覚悟しておきましょう。
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