よくあるご質問

不法行為の時効というのは20年。損害賠償請求できる期限がその損害を知ったときから3年以内です。

＜質問＞
夫の浮気を3ヶ月前に知りました。夫と不倫相手には一歳になる隠し子がいることをその時知りました。
慰謝料請求をしたいのですが、離婚するかしないか決まってから請求しようと思っています。不貞慰謝料請求の時効は知ってから3年と思っていたのですが、先日、不貞の発生から3年と言われました。子供の妊娠を最短の不貞の発生としてもすでに2年ほどになってしまいます。その考え方だと、隠し子が2歳の時に事実を知ったとしたら、すでに時効ってことになるかと思うのですが、どうなのでしょうか？

＜回答＞
これは不法行為の時効に関する知識について混同している部分があるんだとは思います。
不貞行為すなわち不法行為ですけれども、不法行為の時効というのは加害者およびその損害を知ったときから3年間、その間に請求をしなければならないとなっていますが、他方でその実際の不法行為が起こったときから20年で消滅するという規定もあります。
なので、通常のケース、まあ今回のケースでも夫の浮気を3カ月前に知った、同時に隠し子がいることを知ったということですので、そこから3年以内に請求することができれば時効の年で問題はありません。
不貞行為のときからというのは20年ということですのでこちらも考える必要ないということになります。