不倫相手との示談交渉がうまく進まないケースは?
浮気相手の性別によって成功率が変わってきます。
もし、何の証拠もないままうちの夫と浮気したでしょうと言っても、話し合いどころか不当な疑いを掛けられたなどといって名誉棄損で訴えられたりしてしまう可能性があります。
あくまでも浮気調査の調査報告書などといった法的に有効なもの、第三者が認めるしかないような資料があってこそ、直談判は成立します。
ただ、弁護士の立場から言いますと、このような強硬手段は浮気相手の性別によって成功率が変わってくると言ってもいいでしょう。
夫に浮気された女性が浮気相手に直談判をしたとしても、成功率はかなり低くなるとういう傾向があります。
それはいったいどうしてなのでしょうか。
それは、相手の女性の身元が分かり、その家などに乗り込み、どうしてくれるのだ?夫との関係を清算せよ、などと訴えたとしても、その場で話が解決する事はほとんどないからです。
その場では浮気相手が謝ったとしても、すぐに夫が浮気相手の女性との間に入ってきて、全部自分が悪いので、彼女は悪くないなどといった言葉を吐くのは間違いないでしょう。
たとえ浮気相手の女性との間で示談が成立したとしても、後々夫が全てをないものにしてしまう可能性が高いのです。
その後は夫が浮気相手の女性の事を完全にガードしてしまって、直談判はなかったものとなるでしょう。
離婚の交渉をスムーズにする際にはこういった事があるので、慎重に進める必要があります。
うまく離婚するには弁護士の力を借りるといいでしょう。
他にとても多いパターンとしては妻が浮気相手の女性に直談判をした場合に、夫が自分のメンツをつぶされたなどといって逆上し、夫婦の関係が修復不可能になってしまう事があります。
浮気する男は自分の好きな女性に対してよく見られたいという願望が強く、浮気がばれたときに自分が責められるのはいいのですが、相手に被害が及ぶ事を何より恥ずかしいと考えます。
自分の顔に泥を塗られたように感じてしまった男性というのは、自分の浮気行為は棚に上げておいて、逆恨みをし、罪のない妻に対してその怒りの矛先を向ける事がありますので、そのことを考えると直談判はオススメできません。
ですが、浮気相手が男性の場合、妻の浮気相手をつかまえて直談判するのはメリットが多いでしょう。
男性は社会的な立場に縛られている生き物なので、自分の不倫によっての離婚などがばれた場合には、相手から裁判を起こされてしまうような状況になると会社などにばれたりする可能性があるので出世の道も閉ざされてしまうかもしれませんよね。
その背景には自分の身辺も管理出来ないような人はビジネスマンとして三流であるといった考え方が日本には存在するからです。
なので、男性はスキャンダルにおびえるのです。
という事で、離婚に向けての夫の浮気相手との交渉をスムーズに行いたい場合は弁護士を利用するのがいでしょう。直談判するのではなく、弁護士なら冷静に話し合いをしてくれるはずです。
男女に関わらず浮気相手が既婚者の場合、いわゆるダブル不倫の場合には、示談交渉がスムーズに進む事が多いです。
これはちょっと考えたら分かることですが、浮気相手としても自分のパートナーに不倫しているのをばれたくはありません。
あえて慰謝料を取ったり、不倫関係を解消要求より、相手に最大限の制裁や罰を与えてやりたいという考え方なら、浮気相手の考えを無視し、相手の家族にも全て暴露して、相手の家庭をめちゃくちゃにしてやるといった事も出来ますが、一般的にその自分の家族には不倫がばれて欲しくないといった意向をくみ取ってあげる事によって、スムーズに慰謝料の請求にも応じてくれる事でしょう。また、不倫関係の解消にも応じるでしょう。
なので、あなたの家族には黙っておいてあげますから、今回の不倫をちゃんと認めて、不倫関係の解消は当然ですが、慰謝料の支払いにも即座に応じて下さい、といった示談交渉をスムーズに進める交渉材料になるというわけですね。
これに関してみても、事前に決定的な浮気の証拠を入手し、浮気相手の身元が判明出来ていればこそ可能な方法なので、離婚に向けてスムーズに浮気問題を解決させるためには、事前に離婚のための浮気調査をやっておく事はかなり重要だと言えるでしょう。
調査に関しては弁護士に依頼するのも手です。弁護士なら適正な価格で調査してくれるはずです。
お問い合わせはこちら
ひとりで悩まず、
お気軽にお問い合わせください。
tel.03-5224-3801
電話受付時間 9:00〜18:00 土日祝休